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北海道でサーフィン!?日本最北の地、北海道の情報満載!波乗りブログ

被災した私が伝えたいこと〜震源はいつもサーフィンしている大好きな厚真だった〜

皆さんご存知のように昨日北海道を震度7地震が襲いました。はじめて震災をモロに経験した今だからこそ、思うことがありました。今回はそのことについてお伝えします。誰かのためになればと思います。

 

震源は「北の湘南」サーフタウン

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寝ている時に地震だ、と認識したすぐ後にはもう大きくガタガタ揺れていました。大きく揺れるまで時間がかからなかったので、震源は近くだろうなという感じはしました。テレビをつけて確認すると、なんと震源はいつも良くサーフィンしている「浜厚真」ポイントのある厚真町でした。震度7ということで、サーファーとしては津波を心配してしまいます。数分後に津波の心配がないということで安心して就寝しました。

 

水と食料を備えて

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翌朝、目が覚めてお腹が空いていたのでコンビニに朝ごはんを買いに行くことにしました。コンビニに着くと「一時休業」の張り紙が…。別のコンビニも空いていません。一部のコンビニは空いているようでしたが、人が殺到して物が無いということをSNSで知りました。諦めて冷凍庫にあったアイスを食べました。朝ごはんはアイスです。近くのスーパーの開店を待つことにしました。水と食料はある程度、備えておいた方が良いです!!

 

ラジオ・モバイルバッテリーも

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電気が使えないとテレビが見れません。人間ってすごくテレビと携帯に依存しているんだなと思います。テレビと携帯が使えないとほとんど情報が入ってきません。簡易的な物でも良いのでラジオも備えておいた方が良いです。給水場所や時間、復旧の状況がわかりませんので。

 

買い占めについて思うこと

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開店30分前にスーパーに行くと既に人が行列を作っていました。左右に見えるだけでも軽く200名はいます。スーパーは開店せず、お店の前でカートを出しての販売でした。この状況で本当にありがたいと思いました。菓子パンとお菓子、カップ麺を手に入れることができました。たくさん買い占める人が続出し、既に在庫は少なかったです。この状況なので気持ちは分からなくもないですが、せめて3日分生き延びられる程度で良いのではないか、と思いますが。この点は賛否両論あることでしょう。色んな事情もあることでしょうし、難しい問題ですね。ただ、ちょっと見ていて悲しい気持ちになりました。

 

オール電化の盲点

オール電化は便利です。特に北海道ではガスを使うと簡単に月1万円を超えてしまいますが、電気で済めば安いもんです。引越ししてから良いことばかりだったオール電化ですが、震災の時に意外な盲点に気づかされました。電気が止まると、何もできないということ。さっき買ったカップ麺も食べることができません。オール電化の家に住んでいるならガスコンロは置いておいたほうが良いです。我が家は3ヶ月前に故障して捨てていたので、菓子パンを食べるしかありませんでした。

 

日本人って凄い

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停電して街の信号も全て真っ暗になりました。そのような状況の中、車がいつも通りに走っています。交差点ではジェスチャーやアイコンタクトでぶつからないよう上手にすれ違い、交通が成り立っていました。クラクションの音なんて全くありません。よく見ると運転手も歩行者もお互い会釈で感謝しながら渡っているのです。これって恐らく日本ならではの光景なのではないかと思うのです。救急車が来て綺麗に避ける自動車を見て外国人は感動するといいます。きっと今回の光景にも感動することでしょう。おもてなしの精神だけでなく譲り合いの精神ですね。譲り合って食べ物が1個残るのも日本人ならではでしょうか。

 

デマ情報はやめて

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電波状況が悪く、携帯が繋がらなくなります。ですが、数時間に1度、気まぐれに繋がる時がありました。2、3分程度でしたが、そこで携帯検索で情報を収集しました。テレビもつかずラジオも無いので、本州に住む知り合いからのLINEとネットの情報だけが頼りです。この時にネットに情報をすぐあげてくださっていて助かるのですが、結構デタラメの情報が多く含まれているように感じました。多くの人に見てもらうため記事のタイトルを工夫するのは構いませんが、嘘や憶測を含むタイトルは困りますね。被災者はようやく繋がった電波で検索して記事を見ません。色んな記事のタイトルを見て状況を把握します。憶測が憶測を生んで、全く違う情報になっているようなことがありました。以前、地震でライオンが脱走したなどのデタラメ記事が話題となっていて、面白いな~なんて思ってしまったことを反省しました。これ、被災者は本当に動揺します。

 

家族で乗り切る

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大変な時だからこそ家族と乗り切りましょう!携帯が使えるうちに連絡して合流し、助け合いましょう。停電・断水はエリアによって状況が全然違いました。自分の家は停電していても、兄弟の家は停電していないかもしれません。近所に1人で住むお年寄りに声をかけ、車に乗せて給水所に連れて行ってあげる、そんな場面もよく目にしました。 

 

まとめ

被災して自分がいかに震災対策を甘く考えていたか思い知りました。

水道局や電力会社、看護師さん…この状況でも仕事されていた方に大感謝!!

 

津波だけでなく、「土砂崩れ」「電気」「水」

できることは準備しておきましょう!

台風と違い、その日は突然やってきます。

 

明日何が起こるかわかりませんのでしっかり備えておきましょう。

そして、今日を大事に生きましょう!

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