【話題の動画】深海から浮上したダイオウイカにパドルボードを乗っ取られる映像
深海から巨大生物
アウトドア好きのJames Taylorさんは、この日もいつものように南アフリカのメルクボスストランドでSUPを楽しんでいた。穏やかな海をのんびり水上散歩していると、足元に何やら白い塊を発見しました。イカであることはすぐに分かったのですが、その大きさを見て胸の鼓動が高まりました。
ダイオウイカです。
深海に住むダイオウイカが生きたまま水面に上がってきたのは珍しいのです。動画ではダイオウイカがサーファーの足やサーフボードに巻き付く姿が確認できます。
Giant squid wraps its tentacles around my paddle board!
彼はこの巨大イカを捕まえて解剖し、研究者に映像を渡したと報じられています。体の表面が傷だらけであることから、何か他の生物に襲われたか、もしくは産卵後に弱って浮かんできたのではないかと専門家により推測されています。
日本でも目撃されている
海外だけでなく、日本でも過去に何度かダイオウイカの目撃情報があるのです。こちらは富山県で目撃された際の映像です。
ANN NEWSでも全長4mの生きたダイオウイカが新潟県で捕獲されたニュースを報じています。この映像だけでも大きくて驚きですが、ダイオウイカで4mでは小さい方だと言うので驚きです。
全長4m!生きた「ダイオウイカ」定置網に 新潟(14/01/08)
ダイオウイカの大きさは?
驚くことに、最大で約18mの大きさであると記録されています。最近では20mを超える大きさのダイオウイカが深い海の中にいる可能性があるとの研究も発表されており、多くの注目が集まっております。あまりに大きいのでこのダイオウイカが伝説の海の怪物クラーケンのモデルになったと考えている人もいます。
食べれるのか
食べれます。味はしょっぱすぎてマズイです。何とも言えない独特の臭いがなかなか消えず、クサイです。細胞に多くのアンモニアを含んでいるためだそうです。だからスーパーに並ばないんですね。食べて良いことと言えば、「俺、ダイオウイカ食ったことあるぜ~」と言えることくらいでしょうか。ちなみに、ダイオウイカ自身は肉食で、他のイカや魚を食べているようです。
大きな目
NHKスペシャルで深海を泳ぐダイオウイカの姿が放送されました。私も衝撃的な映像を目の当たりにし、テレビの前で固まってしまったのを覚えていますが、かなりの高視聴率だったみたいです。チャンネルを変えられるような映像ではありませんでした。ダイオウイカの目は怖いくらい大きく、生物最大と言われています。その直径は大きいと30センチを越えてきます。30センチの定規が目だと思うとちょっと気持ち悪いですね。深海は光が届きにくく、出来る限りの光を感知するためにこの大きさになったみたいです。目はなんとなく悪いイメージがありますが、視力1.5くらいはあるみたいです。暗い海の中でも獲物を早く発見し、ほとんど見失うこともありません。
地震との関係
ダイオウイカだけでなく、深海の生物が打ち上げられることが自身と関係しているのではないかと推測されています。地球の中心により近い深海の生物が地球のエネルギーやプレートの異変に反応して水面に上がってきているのではないかという説です。ダイオウイカが上がってくるのも何らかの地球の異変を感知しているのではないかと言う人もいますが、因果関係についてはまだまだ検討の余地があります。
サーフィンで波待ち中にダイオウイカが浮かんでくることを想像すると・・・
ちょっと怖いですね。
波待ちヤロウもJamesさんのように勇敢な男になりたいものです。